正直に言うと、私はビジネスコミュニティというものが、そんなに得意ではなかった。
売上を上げること。
利益を出すこと。
人とつながること。
紹介し合うこと。
もちろん、それはビジネスをしていく上でとても大切なことだ。
けれど、これまでの私は、そういう場に対して少しだけ身構えてしまうところがあった。
自分には少し合わないかもしれないな、と。
そんな中で、5月から守成クラブ浦添会場に参加させてもらっている。
きっかけは、プロフィール写真を撮らせてもらった丸山華子さんからのお誘いだった。
お誘い、というより、熱烈なお誘いである。
いや、熱烈なお誘いというより、度重なる熱烈なお誘いである。
ありがたいことに、かなり粘り強く声をかけていただいた。
その熱意に押されるような形で参加してみたのだが、結果として、参加してよかったと思っている。
そして今回、守成クラブ浦添会場の例会を撮影させてもらった。
例会中だけではなく、準備の時間から撮らせてもらったのだが、そこで見えたものがあった。




例会が始まるのは夕方である。
けれど、世話人の方々は、その何時間も前から集まっていた。
打ち合わせをして、段取りを確認して、前回の振り返りをして、反省点を確認していく。
「ここはもっとこうした方がいいんじゃないか」
「前回こうだったから、今回はこうしてみよう」
そんな話をしながら、ただ流れ作業のように準備を進めているのではなく、毎回ちゃんと場を良くしようとしていた。
リハーサルもする。
この日はどういうゲストさんが来るのか。
どういう会員さんが参加するのか。
どのタイミングで、誰が、何をするのか。
そういうことを一つひとつ確認していく。
たぶん、私が見ていないところでも、もっとたくさんの準備があるのだと思う。
たとえば、170人近い人が集まる会場で、誰をどの席に座らせるのか。
ただ適当に席を決めているわけではないはずだ。
この人とこの人がつながったら良さそうだとか、
このテーブルにはこういう人がいた方がいいとか、
会員さんやゲストさんが少しでも話しやすいようにとか、
そういうことを考えながら決めているのだと思う。




さらに、テーブルマスターという役割の方々もいる。
そのテーブルを進行し、場を整え、人と人がつながりやすいようにしていく人たちである。
正直、私もまだ仕組みをすべて理解しているわけではない。
世話人の方がされているのか、ベテランの会員さんがされているのか、そのあたりもまだきちんとは分かっていない。
けれど、少なくとも言えるのは、あの場は誰か一人の力でできているものではないということだ。



守成クラブには、世話人という方々がいる。
浦添会場にも、この会場を支えている世話人の方々がいて、その人たちが本当に熱い。
ただ熱いというより、かなり本気である。
自分たちの会場を、もっと良い会場にしていきたい。
会員さんのビジネスが伸びていく場にしたい。
ここに来た人が、ちゃんと何かを持って帰れる場にしたい。
そういう思いが、準備をしている姿から伝わってきた。
ビジネスだから、売上は大事である。
利益を出すことも大事である。
自分の仕事を伸ばしていくことも大事である。
でも、守成クラブ浦添会場で見たものは、それだけではなかった。
一人も取り残さないように。
みんなで応援していけるように。
仲間のビジネスを、本気で盛り上げていけるように。
そういう空気があった。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
よく聞く言葉ではある。
けれど、それをビジネスの場で本当にやろうとしている人たちがいることに、私は少し驚いた。
そして、それは写真にも写っていたように思う。
真剣な目。
誰かを気にかける姿。
場を良くしようとする集中。
会員さんたちを迎えるための準備。
そして、そこにある温かさ。
写真を見た方から、「ドキュメンタリー映画みたい」と言っていただいた。
たぶんそれは、
そこに、本当に物語があったのだと思う。
人が集まり、場を作り、誰かを応援しようとする。
その真剣さと温かさが、そのまま写っていたのだと思う。



私はまだ、守成クラブのことをすべて知っているわけではない。
他の会場のことも、まだよく知らない。
だから、守成クラブとはこういう場所である、と簡単に言い切ることはできない。
でも少なくとも、私が浦添会場で見たものは、ただのビジネス交流会ではなかった。
そこには、仲間のビジネスを本気で応援しようとする人たちがいた。
自分のためだけではなく、誰かのために動いている人たちがいた。
そして、その思いによって、この場が温かく作られていた。
準備の時間にこそ、その人たちの本気が出る。
表に出る華やかな時間だけではなく、誰かに見られていない時間に、何をしているのか。
そこに、その場の本質が出るのだと思う。
守成クラブ浦添会場には、そういう本気があった。
